Cinema memo 2009 (2)

[] Posted on December 23rd, 2009 in cinema

写真 3
前回と合わせて2009年に観た映画まとめメモ。

重力ピエロ

兄弟モノ。弟役はホノカアボーイの人かーって後で知ったけど、なんか全然印象違う。でこぼこコンビで面白い。実際仲がいいらしい。
原作はフィッシュストーリーと同じ伊坂幸太郎。
読んでないけど、これ単品というよりも伊坂ワールドの話の一つという捉え方で観るもんかなあ、と考えると納得いった気がした。勝手に。

おと・な・り

引っ張って引っ張って引っ張って引っ張って、まだ引っ張るかってくらいの話。
生活音がテーマらしく、普通は雑音として省かれるようなドタンバタンとした音がとりわけ強調して描かれるのがちょっと新鮮。って、うるさいだけだけど・・・。
ハンサムと美人が主役なのでなんかそれだけで雰囲気がもってしまう。

写真 2
路上のソリスト

自閉症で名門音楽院をドロップアウトしたホームレスにコラムニストが出会って交流する話。実話。
実話だけに特にオチは無くその過程。

レスラー
ミッキー・ロークが落ちぶれたレスラーをとことん演じる。
いやーいいねー。男の悲哀だわ。
子供をファミコンに誘ってCoD4のほうがクールだよと言われてしまったり。
惨めで、情けなくて、かつての栄光はもう取り戻せないけど、それだけに生きる場所はリングしかない。プロレスバカ一代。

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そんな彼なら捨てちゃえば?

やー。さすがにこれは自分が観る必要は全く無いのだけれど・・・。上映してるから観た。
あんま美人タイプじゃない人たちがズラリと出るのがリアルというか。

それでも恋するバルセロナ

モラル意識ゼロなアバンチュール世界。

そういえばスカーレット・ヨハンソンの2本立て。
ブーリン家の姉妹もそうだけど、この人は不倫してる男性の相手役として泣かされるキャラしか見たこと無い。

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ハリー・ポッターと謎のプリンス

ハリポタの6作目。ラスト手前。
1作目しか観てなかったからまとめて復習してみた。
なんとなくハリポタってズッコケ三人組みたいに特に終わらない話のような気がしてたから、ああ完結する方向に進んでるんだなあって今更ながらに思ったり。まあリアルに年も取ってるしね。
一作目ではライバルのドラコがオールバックでカッコよかったのに、髪下ろしてからはほんとにもう扱いが情けなくて・・・。今作では久々にフィーチャーされたと思ったけど、どうにも噛ませ犬すぎる。
しかしまあ原作読んでないので毎度説明不足なところが多すぎるというか、既読者の話では本の長さ的にこの尺で収めるのは到底無理らしい。じゃあ読んで!!!って言われそうだけどメンドイのでたぶん読みません・・・。

ラストの7作目は2本立てだそうだから合計8本。各2.5時間なのでぶっ通しで観ると20時間。ロードオブザリングより長い。

セブンティーン・アゲイン

ハイスクール・ミュージカルと同様にザック・エフロンがハイスクールしてくれます。
助演のオタク役のオタクネタに意外と力入れてて面白い。

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幻の光
ワンダフルライフ
歩いても 歩いても

是枝監督のオールナイト3本立て。トークショー付き。

ワンダフルライフは2009年の今初めて観たのだけれど、これはー・・・完全に観るタイミングを間違えたなー。なんか90年代ドラマ臭さが異様に強く感じられてしまってどうにもさっぱり受け付けなかった・・・。全てのセリフが臭い臭い。拒絶反応しまくり。全体的になんかスカイ・クロラっぽいっていうか。まあスカイ・クロラは2000年以降の作品だからまた意識が違うけど、90年代エヴァ的な世紀末感がワンダフってるというか・・・。監督曰く、TVドキュメンタリの手法で作ったので映画と言えないかもしれないと。

デビュー作の幻の光はすごい良かった。
制作には1億かかって、5000万は勤めてた映像会社が出してくれたのだけれど、残りの5000万は結局1銭も集められなかったらしい。というかそもそも上映すら未定だったらしい。ちゃんと興行収入で回収できたから良かったものの、そうじゃなかったらこれ以降映画監督はやってなかったかも、と。

歩いても 歩いても。2回目。
うわー。
2回見てもほんと面白い。好きだなあこの映画。サントラと原作本も買っちゃった。
母親役の樹木希林が恨み言を言うシーンと蝶を追うシーン、父親役の原田芳雄が無力に立ち尽くすシーン。その背中を見ている阿部寛にどうにも感じ入ってしまう。もちろんYOUは面白いし、家族の外の夏川結衣も東京物語みたい。
こんだけアクの濃いキャラだらけで家族してるのもすごいというか。
どっからどう見てもドメスティックだけど、家族話は割と共通して海外でも理解されて評判良いんだとか。
成長しない話、やり過ごす話を描いたとは監督談。
百日紅(さるすべり)の花が要所要所に出てくるので百日紅を選んだ理由は?と質問した人がいたけど、特に意図は無いらしい。演出的に緑の背景だから赤の花だとか。というか自分は全然気づいてなかったけどそう言われて観たらカットとカットの間に百日紅で一拍置いたりしててなるほどーと。

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愛を読むひと

んー。観ただけじゃ正直よく分かんなくて、後で解説読んだけど、戦後ドイツのナチス世代を許せない意識というのがあってそれが葛藤を生むのかーと。実直で真面目でそして無知なヒロイン。無知であること自体が罪というような。受け入れられないけれど受け止める。そして二人のささやかなカウンター。むずい。原作読んでみたいかな。

サガン -悲しみよ こんにちは-

サガンってジョゼ虎で朗読してるアレかーってくらいな知識しかないけど、そんなサガンの生涯を描いた映画。
さっぱり共感できないけど、特殊メイクで10代から晩年まで演じてるのがすごい。

ちぇこ
チェコアニメ短編セレクション
(リトル・アンブレラ/ネコのお絵描き/けしのみ太郎 病気ってどうやってなおすの?/イモムシくんは大スター/りんごのお姫様)
屋根裏のポムネンカ

長編チェコアニメと、短編チェコアニメ5本。
長編のポムネンカは、お話的になんかずっとトイ・ストーリーが頭によぎってしまって、かたやCGで自由にヌルヌルに動かしまくって、かたや実写コマ撮りの制限の上でガタガタアニメ。いや、そーいうことじゃないんだろうけど、どうにも意識しないわけにはいかないというか・・・。一時間超の長編ってのもけっこう辛くて。たぶん劇場じゃなくてDVDで観るほうが合ってるような気もする。

短編のほうは、イモムシくんは大スターのセンスにびっくりした。
1967年制作、40年以上も昔の作品というのが信じられないくらい、ぜんぜん古くない。すっごいステキ。

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人生に乾杯!

ハンガリー映画。
老夫婦が銀行強盗する話、と聞いてそのプロットだけで単純にすごい面白そうに思えたけど実際はもうちょい複雑だった。
社会主義から資本主義への転換とか、年金では暮らしていけない社会背景があるとか(月2万円くらい!)。
そのへんのハンガリー事情を知らなかったので、なんかその分中途半端に思えてしまったところもあり。
ファンタジーだけど、なるほど社会派なんだなあと。
そしてクラシックカーとおじいちゃんという構図は否が応でもグラン・トリノを思い出す。
かたやアメリカの象徴。かたやソ連の象徴、チャイカ。
長年手入れを欠かさずピッカピカだった車がかつてのお姫様のためになりふり構わず汚れていくのはなんかはっとさせられる。
あと、刑事役のカップルはなんかバイオハザートとかに出てきそう。

ウェディング・ベルを鳴らせ!

セルビア映画。
ジブリ作品みたいな爺ちゃんとかヘンテコ機械が出てきたり、ドリフみたいなベタ演出が楽しげだけど別に笑えるもんじゃなく。ノリがさっぱりつかめない。
しかしまあヒロインのヤスナ役、マリヤ・ペトロニイェヴィッチがものすっごいキュート。この映画がデビュー作。スタッフしてたところを見出されたとかだったかな(?)
救出劇の後のニッコリ笑顔のカットが超良かった。ちょっとローマの休日みたいな。
ストーリーは荒唐無稽だけど、日本昔話みたいな筋書きを撮りたかったとか聞いて納得。少年が上京してお供を得て悪党と戦い、お姫様を連れて帰って約束を果たす。めでたし。
バルカン音楽流しっぱなしの終盤はとにかく楽しい。
しかしこれも社会派というか反アメリカなんだなーと。お国情勢。

写真 1
麻生久美子2本立て。

ウルトラミラクルラブストーリー
うひゃー。
こりゃー、なんつーか・・・。ちょっとちょっとーー。
前半は田舎作品だからかどうにもテンポ遅め。話はアルジャーノンに花束をっぽいのかなーと思ったけど、しかし後半からいよいよ怪しく、シュール、
っていうか。ぎゃー。
カルトだわ・・・。
ラブストーリーってタイトルで期待して観に行くような人はドン引きすること必至でしょこれ。
B級と思って観る分にはアリなのかなあとは思うけど・・・。麻生久美子でこれやるのは違和感というか。

インスタント沼

麻生久美子っていろんな顔あるけど、どうにも沙村広明の描くヒロインっぽい影のある感じがするっていうか、沙村広明好みのクラシックな女優っぽいのか。
数えてみれば今年はこれで4本目。
テレビ見てないからドラマ作品観たこと無くて、バカキャラの麻生久美子を観るのはこれが初めて。
予告編は面白そうだったけど、主題歌がYUKIって時点で、あーこれは疲れたOL向けかなあと。
本編観てもやっぱノリに馴染めず。女性はクスクス笑いっぱなしだったけど。
私はどうやら~~みたいなのだ、的な一人語りとかどうにもデイリーポータルの古賀さんの動画を思い出してしまう。というか古賀さんがそういうのを真似てるのかもしれないけど。
たぶんギャグの理屈の無さが自分には駄目なんだろうなあ。どうしても理屈考えちゃう。あ、でも理屈無いってことがナンセンスってことか・・・。
あと、(自分的には)どーでもいい重箱の隅にツッコミをいれるようなのも苦手。
男性的な細かいネタってオタクネタになるけど、女性的な細かいネタって主婦ネタなんかなあ。
麻生久美子映画ということでちょっと楽しみにしてたけどだいぶ違う感じだった。
あ、そういやすぐ近所の目黒の権之助坂が出てきた。場所分かると、映画って一つの世界だけど毎度いろんなところにロケしに行って大変なんだなあって感じる。

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